無線LAN

研究科の教育・研究環境を充実させるための要望を募ったところ、無線LANの整備をして欲しいという声があり、それを受けて無線LANシステムを立ち上げる仕事を依頼された。個人的な経験から、こういったシステムというのは、積極的に利用する人はほんの少数で(いわゆるジップの法則)、ほとんど使われないまま古びてしまうことが多いように思った。けれども、教室などでパソコンをネットワークに繋ぎたい場面というのも実際にあり得るだろうし、学術会合などの参加者がメールをチェックしたいと言うケースもあるだろうから、できるだけ最低限のコストで、パソコンの設定にかかる負担が少なく、けれどもまずまず安全なシステムを作ろうと、色々な人に手を貸してもらいながら、それなりの時間を費やして、なんとか稼働に漕ぎ着けた。

基本的に、お金をケチるとこちらでやらなければならない作業量が増えてしまうのだが、「カネかけないで手間かける」を基本的な信条にしている(したいと思っている)ので、それは仕方がない。

運用開始のアナウンスから1週間ほどで、40名ほどの方がユーザー登録してくれたので、まずまずの手応えかな、と喜んだ。けれども、その後しばらく経って、実際に接続した人数を見てびっくりした。まだ「僕」ひとりしかログインしていませんでした。

関心はそれなりにあっても、実際のニーズはやはり低いのか、あるいは、パソコンの設定をしている暇もないほど皆さんお忙しいのか、理由はよく判らない


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