アンケートを実施する
ウェブ上で手軽にアンケートを実施することができます。 もちろん集計も自動的に行われますので、大人数クラスでも大丈夫です。
アンケート≒確認テスト
ISTU上のアンケート機能は、「正答を設定する必要の無い確認テスト」と捉えることができます。 逆に、確認テストは、採点機能の付いたアンケート、とも言えるでしょう。 そのようなわけで、アンケートの設定と集計は、確認テストのそれとほとんど同じです。
もう一点、アンケートと確認テストで異なるのは、アンケートは匿名での回答ができるように 設定できる点です。
「アンケート」の作成
いつものように、コースの管理画面を開いて、授業の枠(例えば「共通教材」)を選択し、教材の管理画面(「コンテンツ一覧」)に移動します。 そこで
を押すと、新しい教材を追加する画面に遷移します。 教材の種類を選ぶリストボタンの中から を選びます。続いて現れる画面で、アンケートのタイトル等、実施内容を入力します。 匿名アンケートの場合は、「匿名回答を許す」にチェックを入れてください。 その他、受講者への公開の有無、実施期間を設定します。
次に、
ボタンを押すと、下のような画面に遷移します。 これが、質問項目を設定する画面になります。質問の追加、削除、アンケートのプレビュー、そして結果出力のためのボタンが並んでいます。
ここで意識しておくべき重要な事項がひとつあります。 それは、(確認テストと同様)、質問項目は、1つ以上の「大問」と、それぞれの大問に含まれるいくつかの「小問」で構成しなければ ならない点です。 小問だけの質問作成できないようです。 そして、各質問の最初と部分に「冒頭文」が入ります(冒頭文は別に空でも構いません)。
大問と小問の順序は、後から自由に変更できますので、まずは、設問を入力しておいて、後から順序を調整するのが良いと思います。
大問と小問を登録する
では、設問を作成してみましょう。大問は、小問を入れる箱みたいなものですので、まずは、大問をひとつ作成しておきましょう。 「アンケート設定」の画面で、
ボタンを押します(下図)すると、設問を設定する画面に変わりますので、まずは、「設問階層」を「大問」にして(はじめは「小問」が選択されています)、「質問文」の欄を埋め、最後に
ボタンを押します。続いて、同じく
ボタンを押し、現れた問題編集の画面で、今度は設問階層として「小問」を選びます。 小問の形式として、- 語句・単文を答えさせる
- 文を答えさせる
- いくつかの選択肢から、正解ひとつを選ばせる(択一選択)
- いくつかの選択肢から、複数の正解を選ばせる(複数選択)
のひとつを小問ごとに選べます。適切な形式を選択し、引き続いて、問題文、解答方法、そして、選択肢などの情報を入れていきます。
なお、回答方法は事後的に変更できません(複数選択を択一選択に変えるなどは不可)のでご注意ください。
プレビューして動作を確認する
設問の設定が終わったら、「アンケート設定」の画面の
ボタンを押すと、 アンケートの様子が確認できます。アンケートの状態を「非公開」にしてあったり、期間の設定が間違っていると、教員は実施可能と思っていても、 受講者の画面に設問が現れていない、といったトラブルが起こり得ます。 アンケートを実施する前に、「タスク切り替え▼」で「受講/教材確認」("学生モード")に切り替えて、 実際に受講者にアンケートが出されている状態かどうか、あらかじめチェックしておくと安心です。
集計する
アンケートの結果を確認するには、授業・教材管理画面のボタンの中から
を選び、 表示されるリストの中から実施したアンケートを選択するだけです。件数が多いと集計結果の表示までに多少時間がかかるようですが、集計結果が表にまとめられた形で現れます。 その結果をCSV形式でパソコンにダウンロードすることもできます。
リストの中で、質問文の項目や、回答数がクリックできるようになっているのを見逃さないでください。 それらをクリックすることによって、誰がどう回答したか、といった、より詳細なデータも調べることができます。