妻の実家は山形県の庄内地方にある。結婚するまではほとんど知らなかったのだけれども、山形県には美味いものが多い。山形県というと田舎の代名詞みたいに言われることもあるし、(関係ないけれど)この辺りの郵便番号は999だったりと、「中央」からはいかにも遠そうなイメージが湧いてしまうけれども、もちろんそのことと豊かさとは全く別物だ。
そういえば、山田洋二監督の映画「学校」で、田中邦衛が演じる「イノさん」も妻の実家の近く出身という設定になっている。イノさんの家はとても貧しく、十分な教育を受けないまま、苦労に苦労を重ねて生きてきた。文字の読み書きもできないイノさんが東京の夜間中学に通う・・・ この映画を観たときは、山形というのはとんでもないところ(だったの)だなぁ、と思ったものだ。 あの「おしん」も、内陸部ではあるけれどもやっぱり山形だったし。
でも日本史で東北「だけ」が特に貧しかった時期っていうのはどれ位のものなんだろうか。今の山形は、食については随分と豊かなのじゃなかろうか。
写真は、妻の実家の周りを散歩しているときに撮影したもの。商標が出ているけれど、まあ、これだけからすぐに会社や製品が特定できる人は少ないと思うので、そのまま掲載することにします。 「酒の中の酒」というのはたいした自信だ。どっちから読んでも「酒の中の酒」。でも、ここのお酒、確かに美味しくて、よく土産(ただし自分用)に買って帰る。帰省の楽しみの一つです。