駐車場

急ぎの郵便物があると妻がいうので、日曜でも受け付けをしていそうな(主観的に)大きな郵便局まで出かけた。 車の中で用事が終わるのを待っていたけれども、なかなか彼女が郵便局から出てこないので エンジンを止めて外の空気を吸うことにした。 日曜だというのに、それでもぽつりぽつりと郵便局を訪れる人はいるものだ。 平日はどうだか知らないが、駐車場は広々としていて、白線をあまり気にしないで車を停めては、しばらくするとまた建物から出てくる。

駐車場のいちばん入り口に近いところには車椅子マークがしてあって、他のハコよりも広めのスペースになっている。 ただ、入り口までの直線距離は確かに短いのだけれども、車椅子用のスロープはずっと奥手のほうにあるので、実際には随分と遠回りになってしまうようだった。

郊外型の商店では、入り口付近は車椅子マークの駐車スペースになっている場合がほとんどだ。 そして、そういう場所には決まって四輪駆動のRVや大型の高級外車が停まっている。 体に障害のある人が妙に車高の高いRV車に乗ることはまずないだろうから、広くて停め易い場所ということで心の不自由な人が駐車するのだろう。

しばらくして彼女が出てきた。 ここの郵便局では休日の窓口業務はお昼にもう終わっていて、そこをなんとかお願いして封筒の重さを量ってもらい、切手は自動販売機で買って自分で投函したのだそうだ。 受け付けはしないけれども、ちゃんと人は居るというのが、少し妙な気がした。


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