北上川

何故か北上川を見たくなって、車を飛ばした。 石巻から川沿いに上流に向かうものの、なかなよいポイントが見つからない。 北上川を詠みこんだ歌でもでっちあげようかと考えたが、どうも頭の働きが悪いみたいだ。 有名な啄木の歌をもじろうかとも思ったけれど、元歌が思い出せない。 

そうこうするうち登米町までやってきた。 堤防の上の道に車を停めて、しばらく風景を楽しむ。

堤防のすぐ脇にはうなぎ屋があって、何とも香ばしい匂いを周囲に漂わせている。 昼食をとってからあまり時間が経っていたかったけれど、結局、匂いにつられ、妻と僕は土手を降りてその店に入った。 出されたうな丼は、手ごろな値段の割には、とても美味しかった。

*やわらかに 柳あをめる 北上の 岸邊目に見ゆ 泣けとごとくに (一握の砂)


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