ブリキの金魚

もう、一昨年になってしまうけれども、ここの講座の新4年生向けのガイダンスをするので、そのポスターを作ってほしいと言われた。 文字だけだとつまらないけれども、さりとて、研究に関係するような気の利いた絵や写真もなかったので、代わりに(?)ブリキの金魚に登場していただいた。

これは薬局で何かを買った時に景品としてもらったもので、しばらくは風呂に置いてあったのだけれど、さすがに錆が出はじめたので、今では部屋の飾りにしてある。

子供の頃にブリキの自動車を何台か買ってもらった。車窓には運転手やお客が描かれてあったけれども、それぞれの窓に前顔や横顔が描いてあるのに子供ながらに違和感を抱いた記憶がある。 と同時に、これがブリキのオモチャのオキマリなんだと自分を納得させた。

ブリキの金魚には、その形や彩色だけでなく、水草や他の魚まで描きこんであって、「リアル」の全く対極だ。 どんな人がこんなデザインを考えたんだろう・・・


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