初めてクリームソーダを飲んだときのことは,今でもはっきりと覚えている。 小学校のころ,家族で富山に遊びに出かけたときに,国道沿いの小さなドライブインで休憩を取った。 何でも好きなものを頼んでいいと親が言うので,それが実際にどんなものなのかもよく分からないまま,何となく「クリームソーダ」と言ってみた。 飲んでみて驚いた。 駄菓子屋で売っている粉末のソーダとは全く「次元」の異なる味だと思った。
飛行機の時間待ちのために立ち寄った空港の喫茶店のクリームソーダは,予想通りの懐かしい味がして,予想通りに,ひんやりと甘く美味しかった。