あれこれ「片付け」なければいけない用事が多くて,まとまった時間がなかなか作れない。 要領のよい人たちはひょいとまたいで通り過ぎるようなモノを,いちいち力を出して道端に片付けながら歩いている気分だ。
気晴らしに,週末 久しぶりに半田ごてを握ってみた。 普段使っているヘッドフォンは,比較的インピーダンスが高いタイプなので,CDプレーヤーやパソコンの出力からはあまり大きな音が出せない。 そこで,オペアンプを使った簡単なヘッドフォンアンプを自作することにした。
使ったオペアンプ(NJM4560)は「高出力電流」タイプだけれども,それでも直接ヘッドフォンを駆動するのはちょっと苦しそうだったので,チャネルあたり4回路を並列に接続して電流を稼ぐことにした。 電源は,ACアダプターからの入力をDC-DCコンバータで変換して,±12Vとした。 DC-DCコンバータには一番お金がかかった(仙台のパーツ店で1600円くらい)。
簡単な回路だけれども,基板の裏側はそれなりの配線量になっている。それをなんとか無理やり小さなケースに収めて完成した。 DCコンバータやオペアンプは結構発熱するので,蓋をしてしまうと,内部はかなりの高温になるのではないかと思う。 熱伝導の良い樹脂などを使って熱を逃がす工夫が必要なのかもしれないが,まあ,いいっか・・・
音質がいいのか悪いのかは,基準になるモノサシがないのでよくわからないが,大音量でも綺麗な音が鳴るようになって,当初の目的な十分に達せられた。 それはそれで良かったのだけれども,ついつい音楽に聴き入ってしまい,肝心の用事のほうがますます進まなくなってしまいそうだ・・・