浜納豆

浜松に出張した。楽器、バイク、浜名湖にうなぎ、そしてあの「夜のお菓子」の浜松である。しばらく前のテレビでその浜松のちょっと隠れた名産品を紹介していて、ずーっと気になっていた。それが浜納豆だ。

甘納豆と語感は似ているけれども、味は全く正反対で、塩辛い。豆の形がそのままの味噌みたいな感じ。飲み屋で「浜納豆を手に入れたいのだけれど・・・」と尋ねたら、客の一人が、「あぁ?、あのネズミのフンみたいなやつかぁ?」と言っていた。浜納豆はちょうどそんな外見の食べ物なのだ。

今では浜納豆を扱っている店は1〜2件になってしまったそうだが、なんとそのお客は浜納豆店の家族の同級生だとか言っていた。 It's a small world ! 割り箸の袋の裏に地名を書いてもらい、翌日、帰る前にそこに立ち寄ってみた。「キタナイ店だからすぐわかる」(店の方、失礼!)とその客が言ったとおり、店はすぐそれと判った。

小さな店内には、味噌や袋に入った浜納豆が並べてあった。おじいさんが店番をしていて、なかなかいい感じ。しばらくすると、おかみさんらしき女性が奥のほうから現われ、浜納豆のことなどを話す。

で、問題の味ですが、味噌にすこしチーズの味を加えたようなオトナの味で(どうも浜松は「夜のお菓子」だったり、オトナの味だったりと、ちょっとバイアスがかかっているな)、あたたかいご飯に少しのせて食べると、とても美味しい。お茶漬けも結構イケル。塩辛いせいか、割と日持ちするみたいなので非常食(のおかず)にもいいかもしれません。


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