出張の楽しみのひとつは,飛行機に乗れることだ。何回乗ってもわくわくするし,空港でなんとなくのんびり過ごす時間も好きだ(実際は慌しい場合のほうが多いけれど)。国内線だと トイレに立つ機会もほとんどないので,窓側に陣取って,子供の様にずっと窓にはりついて外を眺める。
その日は天気が良く,仙台空港を離陸してしばらく南下すると,銚子のあたりまで見渡せた。 スペースシャトルから見る地球はさぞかし壮観だろうけれども,こうして「至近距離」から眺めるのも悪くない。
それにしても,飛行機の窓は,どうしていつもあんなに傷だらけで,汚れているのだろう。 その所為で,太陽光がスジになって写真に映り込んでしまう。
などと思って,少し調べてみると,客室の窓は3重で,全てアクリル製とのことだ(たとえばここ)。 そして浮遊粒子によって飛行中に傷がつくらしい。 なるほど,確かに窓はサンドペーパーをかけたように見える。 せめて一度は「卸したて」の飛行機に搭乗して,クリアな景色を満喫してみたいものだ。