久しぶりに妻の実家に帰った。
近所の小さなスーパーに刺身の盛り合わせを頼んであるというので、晩御飯の前に「お使い」に出る。 途中の造り酒屋の煙突は、この小さな町の中では随分と立派なものだ。 以前は、ここの酒をよく土産に買ったものだけれど、この頃すっかり酒が弱くなって、あまり酒屋にも行かなくなった。
平成の大合併で、この町もじきに隣の酒田市の一部になるらしい。 義父は合併後の住所の長さが気になるらしいが、よく考えると、今も7桁の郵便番号だけで殆んど済んでしまうわけで、むしろ昔の地名をなるべく残しておいたほうが、将来「XXXの大分裂」があったときに、現状復帰が楽かもしれない。