授業の配布資料をISTUに登録する(実践編)

動画を再生すると、サウンドが流れますので、ご注意ください

このビデオは、ISTUの科目(コース)の受講者に、PDFファイルなどの資料を配布する手順の実際を紹介しています。

ISTUの画面上でのナビゲーション法について簡単に触れた後、

1. 科目を開いて、その中に教材箱を作成し、資料(ファイル)をアップロードする

2. 教材箱の様子を確認する

3. 教材箱に別の資料を追加し、その様子を確認する

4. 教材箱の名前を変更し、資料のひとつを削除。その後、確認する

5. 教材箱ごと削除する

といった流れで、操作の実際を紹介しています。

再生するには、画面上のボタンをクリックしてください。

ディジタルコースウェア(DCW)をお使いの方への補足

ISTUは、動画の配信、お知らせ、掲示板、テストの実施、レポートの授受など、学習支援システム(LMS)としての基本的な機能が備わっています。 その中には、もちろん、PPTやPDFなどの資料をアップロードして、学生に配布する機能(教材タイプ:「配布資料」)も含まれます。 しかしながら、現状では、DCWにはできて、ISTUにはできないこと、も、いくつか存在します。 そこで、ご参考までに、主な「違い」や移行のためのヒントをまとめてみました。

教材の公開範囲の変更

DCWでは、登録した教材の公開範囲を、「制限なし」(デフォルト設定)、「受講生のみ」、「学内のみ」、「パスワード付き」、の 中から選択できるようになっています。 ところが、ISTUでは、公開の範囲はその授業の受講者のみとなります。 つまり、ISTUの利用資格のある方(学籍番号や東北大IDを持つ方)以外の資料の閲覧は、 原則としてできません。

学期のはじめに、履修登録された学生は、ISTUのそれぞれの科目に(システム管理側で)登録しますので、 教員が担当授業の受講者をいちいち登録する必要はありません。 が、DCWと同様、ウェブでの履修登録が完了しデータが反映されるまでには、しばらくのタイムラグが生じます。 従って、初回の授業から、ISTUを使って資料配付を行いたい場合には注意が必要です。

教材の管理方法

DCWでは、3つの大きな教材箱(「授業ノート」、「配布資料」、「その他の資料」)の中に、 教材(ファイル)を順に「詰め込む」イメージで、操作します。 一旦入れたファイルは、後から削除することはもちろん、表示の順序を変更したり、不可視に設定することも可能です。

ISTUでは、科目の教材は「授業枠」というブロックごとに分けて管理されています (一般的な講義では、15回の授業のそれぞれに「授業枠」を設けることが想定されています)。 加えて、科目全体にわたる「共通的」な教材の保管場所として「共通教材」という授業枠があらかじめ設けられています。 この、「共通教材」は「大きな教材箱」といったイメージでお使いになれます。

ISTUでは、「共通教材」(あるいは授業枠)の中に、PDFやPPTなどの配布資料の他に、テストやレポート、動画など、多様な「教材タイプ」を指定することができます。 ISTUをDCWのように使うには、それらの中の「配布資料」という教材タイプを選びます。

「共通教材」の中は、「配布資料」教材を複数個作成することができますが、それぞれの「配布資料」の中には最大10個のファイルを登録することができます。 「共通教材」という「大きな教材箱」の中に、目的毎にさらに複数の「配布資料」という小さな教材箱(最大ファイル10個まで)を配置する、というイメージです。 例えば、DCWと同様にしつらえたい場合、「共通教材」の中に、「授業ノート」、「配布資料」、「その他の資料」という名称で、3つの「配布資料」を 設けておくのも、良いアイデアかもしれません。

ISTUでは、小さな教材箱(「配布資料」)を一時的に参照不可にしたり、公開期間を 設定することができます。

大きな教材箱(「共通教材」)の内部の教材の順序や、「配布資料」中のファイルの並び順を、 後から変更する機能は、残念ながら、現状のISTUには備わっていません。 また、資料(ファイル)毎に「不可視」に設定することもできません。

なお、ISTUでは「授業枠」(「共通教材」に相当する大きな教材箱)を複数設け、その順序を、後から変更する ことは可能です。詳しくはマニュアルやヘルプを参照ください。

管理者用のログイン

DCWでは、教材管理を行う際に、「メンテナンス」用の入り口からログインする必要がありました。 これに対して、ISTUの入り口はひとつです。 ISTUでは、ログインした後に、「科目・学習管理」と「受講/教材管理」を切り替えながら作業します。

利用者(学生)への周知・指導

DCWでは、公開範囲を「学内限定」などにすることで、学生は、システムにログインしなくても、 登録された教材にアクセスすることが可能でした。 一方、ISTUでは、システムにログインしない限り、教材にアクセスすることはできません。 したがって、(ISTUへのログインに必要な)学籍番号や東北大IDパスワードを忘れた学生に 対しては、教務の窓口で照会させるなど、何らかの指導が必要となります。

一旦ISTUにログインできれば、学生用のトップページには、受講している科目の一覧が表示される ようになっていますから、科目名をクリックするだけで、すぐに教材にアクセスすることができます。 なお、教員側では、各科目の「受講者一覧」ボタンをクリックすることで、どの学生が、いつ、どの資料に アクセスしたか、確認することが可能です。