その他いろいろ
ISTUを使っている際に、思いついたヒントやこまごましたことなど(もしあれば)。
年度を超えてコースを使い回す
我々教員は、何年間か続けて同じ科目を担当するケースが殆どではないでしょうか。 初年度は教材やノートを準備するのがとても大変ですが、2年目以降は、過去の「蓄積」を活かせるので、多少(随分?)楽になります。
ISTUのコンテンツも数年分(正確な年数を私は知りません)は保管され、使い回せるようになっています。 コースの管理画面(「タスク選択」で「科目・学習管理」を選択)には、「登録済み科目検索」の欄があります。 ここで、年度や科目名を入れて
ボタンを押すと、過去に自分が担当したコースを検索することができます。ここで、前年度のコースを検索して、お目当てのコースがリストされたら、それにチェックを入れてから、
ボタンを押します。 すると、複製先を設定する画面に遷移しますので(下図)「複製先年度」を確認して、
ボタンを押します。 すると、複製元の、シラバス、よくある質問集、掲示板、授業枠とその中身の教材などが、そっくりコピーされます。 ただし、受講者の情報やテスト結果などは、当然、コピーされません。 こうして、「去年の内容」を、そっくりそのまま「今年」に引っ越すことができるわけです。複製元と複製先が同じ科目であるかどうかは、授業科目コードによって判断されるみたいです。 複製先の年度に同じ授業科目コードを持つコースが存在しない場合は、新たにコースが作成される、と、マニュアルには書いてあります(が、試したことはありません)。
CSVデータの扱い
受講者のリスト、テストやレポートの集計結果など、ISTUではデータをCSV形式でパソコンにダウンロードする機能が提供されています。 どういう星の巡り合わせか、長らくMacばかり使ってきたので、エクセルもMac版を購入して使っていますが(正確には、購入したのだから、 使わないともったいない。だから使っている)、ダウンロードしたUTF-8形式のCSVを開くと、完全に文字化けします。 文字コードがShift JISでないといけないみたいです。
試しにMac用のLibreOfficeをダウンロードしてみたところが、 操作感も良好で、何より、ISTUが吐いたCSVをちゃんと読み込んでくれました。 エクセルに固有の機能が必要ないのであれば、成績の集計などにはOpenOffice.org系のソフトを使ったほうが吉かもしれません。