教材の作成と資料の配布
コースの中の「枠」のそれぞれには、配布資料やテストなどの教材を「貼り付ける」ことができます。 これはISTUの最も基本的で、かつ、教員がよく使うであろう機能です。
色々な種類の教材が利用できる
コースを開いて、「授業・教材管理」画面で「科目共通教材」や自分で作った授業枠を選択すると、その中に登録されている教材の一覧が表示されます。 最初は何も登録されていないので、画面は案外さりげないものです:
「科目共通教材」を開いてみると、最初からそのコース用の「掲示板」が設けられていることが分かります。 コースを新に作成する際に、設定画面の下のほうで「掲示板あり/掲示板なし」を選択することができますが、 そこで、あり、を選んだ場合は、ここに掲示板が作られている、というわけです。 担当授業用に自動的に設定されているコースも、掲示板付き、のようです。
この掲示板は、いたって普通の電子掲示板で、ネットの掲示板や、ブログの書き込みをしたことのある方なら、 苦もなく使いこなせるでしょう。
ISTUでは、こうした掲示板だけではなく、多様な(電子的な)教材を作成して使うことができます。 新しい教材を追加するには「授業・教材管理」の画面で
ボタンを押します:すると、作成可能な教材の選択肢が現れます:
さすがにISTUは動画系素材の扱いには実績がありますので、いろんなパターンで動画を配信することができるようです。 が、私自身は、実際に授業で、動画の配信機能を活用したことがまだありませんので、 動画関係については、もうちょっと経験を積んでから、いずれ紹介できればと(いつになるやら)。
ここで、是非、頭に入れておきたいのは、ISTUでは 配布資料だけでなく、テストも、レポートも、アンケートも、全て教材として扱われている という点です。 つまり、「レポートを出す」という直接的な機能は提供されていなくて、そのかわりに、 「レポートという種類の教材を追加する」、という作業が必要ということです。
これらの教材の中でも、普通の教員が最もよく使う(かもしれない)のが、「配布資料」と「レポート」だと思います。 また、「確認テスト」も、案外使える機能だと感じています。 アンケートも、科目や人数によっては、有効かもしれません(人数が多いと、紙の束を集計するだけでも大変ですから)。
「配布資料」を配布する
「配布資料」は、PDFファイル、ワードやエクセルのファイル、といったファイルを、教員側がアップロードして、 受講生がそれをダウンロードする、という利用イメージです。 アップロードの方法は、他のウェブシステムと同様ですので、特に難しいところはないはずです。 ファイルの最大サイズは100MBですので、通常の文書や画像ならば、全く余裕です。 アップロードされたファイルには公開・非公開を切り替えたり、公開期間を設定することもできます(下図)。
この画面構成からもすぐわかるように、1回分の配布資料を複数個(最大10個)のファイルで構成することができます。 ですので、数が少なければ、ファイルをZIPなどでひとつにまとめてから配布する、といった手間は必要ありません。
作業の最後に
を押して完了。
アップロードと設定作業が終わったら、画面右上の
ボタンを押して、完了です。こうして登録された教材をそれぞれの受講者がダウンロードしたかどうかを確認することも可能です。 科目・学習管理の画面のボタンの並びから
を選んで、ID(学籍番号) をクリックすると、ユーザー毎の教材の参照状況が表示されます。