よくある質問やトラブル
項目は順次追加する予定
- 亀場とは何ですか。何ができますか。
- グラフィックス表示の際に亀が邪魔です
- 描画の途中で、図形の位置がずれたり、折れ曲がったりしてしまいます
- Windows版を起動しようとしたら「MSVCR100.DLLが見つからない・・・」と怒られました
- ノートPCでWindows版を起動したところ、ファンが回り出し、とっても処理が重たいです
- Linux版が起動しません。コンソールに、GLXなんとか・・といったエラーが表示されました
- 亀場サーバーのソースコードは公開していないのですか
- C, C++, Java, Ruby, Python以外には対応しないのですか
- 古いMacで動かすことはできないでしょうか
- ウィンドウを広げたいのですが、うまくいきません
- もっと速く描画させることはできないのですか
亀場とは何ですか。何ができますか。
亀場はマルチプラットフォームのプログラミング学習用補助教材を目指して作成しました(Linux, Windows, Macで動作します)。亀場を使って
通信によるオーバーヘッドがあるため、描画用プログラムとしてみると、亀場はまさに亀のようにのろまです。 反面、描画の様子が目に見えるので、教育的とも言えますが・・
- それほど高性能・高機能ではないタートルグラフィックス
- あまり自由度の高くない亀型エージェントによるロボットシミュレーション
を割合と手軽に体験することができます。計算・表示部分(亀場サーバー)は独立したアプリケーションとして動作し、 利用者(学習者)側のプログラムはサーバーと通信しながら、描画などを行います。 そのために、C, Java, Ruby, Python用のAPIを提供しています。 亀場サーバーは、事前にパソコンにインストールしておかなくても、学習者がその場でダウンロードして実行することができます。 また、各種言語用のAPIを使うためには、プログラムに1行を書き足すだけですので、普段からの学習の流れと「干渉」することは(おそらく、ほとんど)ありません。
1つの亀場サーバーには、最大10までのユーザープログラムが同時に接続できます。「パブリックモード」に切り替えると、 隣のパソコンや教師のパソコン上で学生の亀を動かすことも可能です。こうした通信機能を使って、「対戦」や「協調(群れ)行動」 なども試せるように設計してあります。工夫次第で、さらに面白い使い方が見つかるかもしれません。
グラフィックス表示の際に亀が邪魔です
描画プログラムが終了して、亀場との接続が切れると、亀場の亀は「ゾンビ」状態となります。 ゾンビは、マウスを右クリックして、メニューから Erase zombie を選ぶと、消すことができます。 その後、Capture screenを選べば、あなたのグラフィック作品を画像ファイルとして残すこともできます。
描画の途中で、図形の位置がずれたり、折れ曲がったりしてしまいます
プログラムが正しいはずなのに、描画が途中でおかしくなるのは、おそらく亀場に居残っている他の亀や物体と「干渉」しているからです。
亀は大きさを持った物体として扱われており、前進(FD())や後退(BK())命令を出しても、進路上に他の物体があると、
先には進まないようになっています。
描画の前にCLR()を呼び出して、亀場全体を奇麗にしてみてください。
Windows版を起動しようとしたら「MSVCR100.DLLが見つからない・・・」と怒られました
Windows版の亀場サーバーはVisualStudio2010を使って作成しています。 MSVCR100.DLLは、そうしたプログラムの実行に必要なライブラリで、パソコンによってはインストールされていない場合があります。 このDLLはマイクロソフト社の Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86) からダウンロードできるようです。
入手方法はともかくとして、MSVCR100.DLLを亀場サーバーのプログラムと同じフォルダーに入れておけば、起動できるはずです。
ノートPCでWindows版を起動したところ、ファンが回り出し、とっても処理が重たいです
プロセッサ内蔵のグラフィック(Intel HD graphics)を使っているWindowsパソコンで亀場サーバーを立ち上げると、 描画などをしていない状態でもCPUの使用率が上昇してしまう症状を確認しています。 原因はまだ特定できていません。
Linux版が起動しません。コンソールに、GLXなんとか・・といったエラーが表示されました。
亀場サーバーは画面表示にOpenGLという機能を使っています。グラフィックカードとドライバーの対応がうまく取れていないと (例えば、Intel HDグラフィックスしか入っていないパソコンに NVIDIA関係のドライバーをインストールした、など) OpenGLの機能がオンにならないことがあるようです。 〔お使いのOSの名前 GLX missing〕などのキーワードで検索の上、 解決策を探ってみてください。
また、亀場サーバーは libpng というライブラリに依存しています。もしインストールされていなかったら、ネット上の 情報などを手がかりに、追加インストールしてください。
亀場サーバーのソースコードは公開していないのですか
亀場のプログラムは2013年のゴールデンウィークに突貫工事で作成したもので、 あまり奇麗なコードではないことと、仕様などもまだ流動的なため、ウェブでは公開していません。 勉強や教育のために必要な方には、Mac(Linux)版のソースコード(全部Cで記述)をメール添付で 送付することを検討しています(ただし、ソースの再配布はご遠慮ください)。 個別にメールでご相談ください。
C, C++, Java, Ruby, Python以外には対応しないのですか
作者は言語マニアでもありませんし、一人であれこれ対応することは事実上不可能です。 APIの作成に協力いただける方を歓迎します。
古いMacで動かすことはできないでしょうか
Mac OS Tigerが動いているPPC G4のパソコンでビルトしたファイルを、左からダウンロードできます(こちらは亀場のバージョンが古いです)。 加えて、SnowLeopardでビルトとしたファイルも用意しました。 ただし、ライブラリの依存関係から、パソコンによっては動作しないかもしれません。
ウィンドウを広げたいのですが、うまくいきません
亀場のサイズは512×512ピクセル固定となります。 マウスでウィンドウを広げようとしても、強制的に、元の大きさに戻すようにプログラムされています。
もっと速く描画させることはできないのですか
亀場は、プログラムからの描画コマンドを1つずつ受信しては、それを実行し、・・・を繰り返しながら動作するため、 無駄な通信をしないようにすれば、多少は改善されるものの、本来的にのろまな(描画が遅い)仕様になっています。 描画の高速性を求める場合は、直接OpenGLなどを用いるプログラムに挑戦すると良いと思います。