TurtleEditの使い方のヒント
このページでは、TurtleEditを使う上でのTIPSなどを紹介します。
EOFやERASEを入力する
TurtleEditの実行用画面(下側の区画)は、 (i) 実行中プログラムの標準出力を表示する、 (ii) キーボードから入力された文字をプログラムの標準入力に渡す、 機能しか備えていません。 したがって、通常の端末エミュレータ(コンソール)で使うことのできる端末制御ための機能には対応していません。
ちゃんとした端末エミュレータからプログラムを起動するには、 「実行メニュー」の「設定」で「実行コマンド」の欄を
Macの場合: open -a Terminal コマンド名 KDEが動いているLinuxの場合: konsole -e コマンド名 Windowsの場合: CMD コマンド名
等のように変更しておく方法もありますが、 EOFとERASEのみが必要な場合は、以下も参考にしてください:
右の内容は、Unix, Macで有効
- こちらのページを参照して、補助プログラム(run)経由でプログラムを起動するようにTurtleEditの設定を変更します。 そうすると・・・
- TurtleEditの下側の区画でCTRL-Dを押すと、標準入力がクローズされ、プログラムがEOFを検知するようになります。
- BS (CTRL-H)で入力した文字を削除(erase)することができるようになります。
シェル(コマンド)を実行する
TurtleEditの中からBash等のシェルを呼び出すこともできます。フィルターメニューから外部コマンドを実行を選び、 以下のようにコマンドを記述して
を押すと、コマンドの結果が下側の区画に表示されます。bash -c 'シェル・コマンドを記述'
このとき、シェルコマンド全体をシングルクォートで囲むようにします。以上はUnixやMacの例ですが、Windowsの場合も同様に
cmd /c 'コマンドプロンプトのコマンドを記述'
でコマンドを実行することができます。
Emacsのシェルモード(M-x shell)のような感じです。
対話的にシェルを使う場合は、まず、こちらのページのrunコマンドをインストールしておいてから、外部コマンドを実行を選び、編集テキストから入力のチェックを外してから
(runコマンドのパス)/run bash
を実行します。 この場合、コマンドラインの編集機能は Ctrl-H(一文字消す)に制限されます。 シェルを終了するには Ctrl-D を押します。
プログラムを整形する
TurtleEditは最低限の機能しか備えていませんが、上手に外部プログラムと組み合わせることで、色々な機能を「追加」することが可能です。 例えば、Cプログラムの書式を整形したいとき、GNU indent(多くのLinux、Macには標準で装備されています)を使い、外部コマンドを実行で
indent
を実行すると、下側の区画に整形されたコードが表示されます。続けて、フィルターメニューのバッファー交換を選択することで、綺麗に整形されたソースコードを得ることができます。ただし、indentは国際化に対応していないようなので、日本語は「文字化け」する場合があるのでご注意ください。