TurtleEditの設定

このページでは、TurtleEditの設定方法(実行メニュー / 設定)について、少し詳しく説明します。

設定ウィンドウ

TurtleEditの設定は、実行メニューの設定を選択します。 すると、以下のようなウィンドウが表示されます(Mac版の場合、ウィンドウの表示まで少し時間がかかる場合があります)。

実行環境の設定

設定の中の、プログラムのコンパイルと実行に必要な項目について説明します:

インタプリタ

この項目にチェックを入れると、コンパイルコマンドの欄と コンパイルボタンが無効になります。 Pythonなどのインタープリタ型が言語を使う場合にはこのチェックを入れておきます。

コンパイルコマンド

CやJavaなどのコンパイルコマンドをここに記述します。 以下の文字は特殊な働きをします:

例:
C言語:  cc %f -lm
Java:  javac %f

コンパイル用のコマンドのパスがTurtleEditが起動される際に(環境変数で)設定されていない場合は

/opt/local/bin/cc %f -lm

のように、パスを記述する必要があります。

実行コマンド

コンパイルされたコードの実行、または、インタプリタの起動用コマンドを記述します。 %f, %b, %d, %hが同様に使えます。

例:
C言語:  ./a.out
Java:  java %b
Python:  python -u %f
Ruby:  ruby %f

runコマンドは、自分でコンパイルして、システムのどこかにあらかじめ保存しておく必要があります。

キー入力がバッファされる問題に対応するため、run コマンド経由で実行するように設定する場合は、

runコマンドのパス/run ./a.out

のように記述します。もしrunコマンドがホームディレクトリ直下 bin ディレクトリに保存されていれば

%h/bin/run ./a.out

となります。

追加の実行パス(PATH)

「コンパイルコマンド」および「実行コマンド」で記述されたコマンドを起動する際に、PATH環境変数に追加で設定されるパス名を(もし必要なら)記述します。複数の場合は、LinuxやmacOSの場合はコロン(:)で、Windowsはセミコン(;)で区切ります。

亀場の設定

亀場でプログラミングを使う場合は、亀場のパスの欄に亀場サーバーのパスを正しく記述してください。 ... ボタンを押して、GUIで選択することもできます。

亀場が必要な場合は 亀場を自動起動 にチェックを入れておきます。すると、実行ボタンを押したタイミングで、亀場サーバーが自動的に起動されます(すでに亀場サーバーが起動中の場合は、新たに起動されることはありません)。

亀場を使わないコードを実行する場合は、このチェックを外しておきます。

文字コード

文字コードは、処理系に応じて、適切に設定する必要があります。 通常は UTF-8 にしておきますが、Windowsの処理系(JavaやPython)ではShift_JISを設定しておかないと文字化けを起こす場合があります。

ここで指定した文字コードでソース・ファイルの読み込みと保存が行われるのに加え、 コンパイルコマンドや実行コマンドの出力も、ここで指定した文字コードを仮定して処理され、TurtleEditに表示されます。

フォント

初期状態では必ずしも最適なフォントが選択されていませんので、使いやすいフォントに変更しておくことをお勧めします。