入出力関数を使いこなす

このページでは、コンソール入出力(printやinput機能)の方法をまとめておく。

注意事項

Python 2 と Python 3では、細かな仕様がいろいろと変わっているので、注意が必要。以下の表に示した例はPython 3の使用を想定している。

Python 2で、行末の改行無しで文字列を出力したい場合は

import sys
sys.stdout.write("文字列")

のように記述すればよい。"文字列"の箇所を、以下の例のように、"x={0}".format(x) のように記述することで、書式設定も可能である。

print( )の書式設定の例

記 述 例
(a = 123, x = 123.45678 の場合)
出 力 結 果 備 考
print("abc")
print("def")
abc[改行]
def[改行]
出力の最後に改行が加わる
print("abc",end="")
print("def",end="") 
abcdef
改行なしの例
print("abc","def")
abc def[改行]
複数項目を続けてプリント
間に区切り文字(スペース)が入る
print("abc","def",sep="")
abcdef[改行]
項目の区切りを無くする
print("a={0} x={1}".format(a,x)) 
a=123 x=123.45678[改行]
{0}がa, {1}がxに対応。
print("a={0:05}".format(a))
a=00123[改行]
"{番号:0桁数}で、対応する番号のデータを指定の桁数で表示
(空いた桁は0を埋める)
print("a={0:5}".format(a))
a=  123[改行]
"{番号:m}"で m 桁表示
print("a={0:x}".format(a)) 
a=7b[改行]
"{番号:x}"で16進数表示
print("x={0:010.3f}".format(x)) 
x=000123.457[改行]
"{番号:0m.nf}"で、全体をm桁、うち、小数点以下をn桁で表示。
空いた桁は0で埋める。
print("x={0:10.3f}".format(x))
x=   123.457[改行]
"{番号:m.nf}"で、全体をm桁、うち、小数点以下をn桁で表示。
print("x={0:.1f}".format(x))
x=123.5[改行]
"{番号:.nf}"で、小数点以下をn桁で表示。
print("{{{0}}}".format(x))
{123.45678}[改行]
"{{" で {、 "}}" } を表示
print("x={0:e}".format(x))
x=1.234568e+02[改行]
"{番号:e}"で指数表示。e+02は10の2乗という意味。

input( ) の記述例

記 述 例
(a,bは整数, xは実数とする)
キー入力 結 果
a,b=map(int,input().split())
123 456[改行]
a=123
b=456
b,a=map(int,input().split())
123 456[改行]
a=456
b=123
data=input().split()
a=int(data[0])
x=float(data[1])
      
123 3.1415[改行]
a=123
x=3.1415
a=int(input("a="))
a=123[改行]
a=123